忍者ブログ
日本一やさしく・わかりやすく民法を解説するブログ。。。を目指しています(*´∀`*)
[14] [13] [12] [10] [9] [8] [7] [6] [5] [4] [3]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

Aには子供が2人(B・C)います。
ある日、Aさんが死んでしまいました。

「A死んでしまうとは何事だ!」

Aの相続人は、B・C以外にいません。
不良のCは、遺産分割前にAの土地を単独で相続した旨の登記をしました。
不良のCは、遊ぶ金欲しさに、その土地を不良仲間のDに売り飛ばしてしまいました。

その後、遺産分割協議をちゃんとやったのですが、
Aさんの土地は優秀なBが単独で相続することになりました。
しかし、もう、土地は不良仲間のDの手に渡っており、しかも、どうゆうわけか、登記までされていました。
(ありえないですが。。。)

Bさんは、本当に土地を相続したのは自分であり、土地を返してくれと
Dさんに言いたいと考えています。
(まー、普通なら返してくれないでしょうけど)


さて、Bさんは土地を返してもらえるのでしょうか?



 

PR
この記事にコメントする
お名前
カラー
メール
URL
PASS Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
答え☆
Aの相続人B・Cは本当なら土地を1/2ずつ相続したはずです。

Cが遺産分割前にDに売り飛ばしたうち、1/2は確かに、自分の持分だけど、残りの半分については、Bの持分ということになります。

つまり、残りの半分については、Cは無権利者ということになります。

土地を買ったDは半分については有効に取得出来ていますが、残りの半分については、無権利者からの取得になり、有効に権利を取得できません。

なので、Bさんは、不良のDに対し自分の持分1/2については、登記がなくても、所有権を主張できるので着るのです。
実頼果子 2008/09/24(Wed)19:35:13 編集
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
いらっしゃいませ
ブログ内検索
基本書・問題集を検索
関連書籍をここから検索 そのままamazonで購入♪
スクール・書籍
忍者アド
管理人
HN:
実頼果子(みらいかこ)
年齢:
52
性別:
女性
誕生日:
1973/04/22
職業:
会社員
趣味:
ボディーボード
自己紹介:
民法はふつうの人びとのさまざまな生活ルールを決めた法律。それなのに、中学や高校ではもちろん、大人になっても勉強することはまずない、これはもったいない。
法律的には素人ですが、民法を面白い、知ってよかった~と感じてもらえるとうれしいです。
バーコード